ホンダN BOXは販売開始されてから、大きく売り上げを落とす事なく、現在は軽自動車ランキングで1位をキープしています。
なぜこんなに売れるのか、その実態について調べてみましょう。
N BOXの販売台数について
ホンダ N BOXは2016年軽自動車での、販売台数1位を獲得しています。2016年12月では年間1位のトヨタ プリウスを大きく上回り14,967台を売り上げ、軽自動車と乗用車を含め1位を獲得しています。実は軽自動車税が引き上げられたのもあり、(7200円→10800円)2016年の軽自動車販売は前年度に比べ16%減と落ち込みました。人気だったダイハツのタントですら売り上げを大きく落としている中、ホンダ N BOXはタントを大きく上回り軽自動車でのトップに立ちました。さらに2017年1月でも、乗用車と軽自動車を含め、1位を獲得しており、17,640台と今だに売り上げを伸ばしています。2位のダイハツ タント13,160台に比べ4500台と大差をつけています。
ロングセラーを続けるN BOXの人気の理由
軽自動車は軽自動車税などが引き上げられたなどの理由でほとんどの軽自動車が20%〜30%ほど売り上げを落としている中、N BOXは大きく売り上げを落とす事はありませんでした。N BOXは2011年に登場して年間チャンピオンは通算で3回目となります。発売から5年目になっても、ここまで売り上げが下がらない理由とは何でしょうか。
軽自動車の中でもスーパーハイトワゴン
基本モデルは全高1780mm〜1800mm、軽自動車とは思えないゆったりとした室内空間を実現させました。それだけではなく、使いやすい両側スライドドアなども人気の理由です。センタータンクレイアウトを生かした後席のシートアレンジなど押し出し感のあるルックスもいいですね。
派生車種について
N BOXは、2012年7月に発売されたリアゲートを低くした「N BOX+」、2014年12月に発売された全高を1670mm〜1685mmまで引き下げた「N BOX SLASH」などタイプが違うものも発売されています。しかし基本であるN BOXがやはり人気でN BOXの84%の売り上げを締めます。
燃費もマイナーチェンジなどを経て上がっている
発売当時は2WD車で22.2km/L(JC08)だったN BOXはライバル車と比べると良くも悪くもないという状況でした。しかし市場では燃費の良さを求める人が多く、ホンダも燃費性能を優先し戦略を練り、マイナーチェンジを繰り返し、現行のN BOXは25.6km/L(JC08)まで引き上げる事に成功しました。