トヨタの高級車ブランドであるレクサスのフラッグシップモデル「LS」のフルモデルチェンジの予定が2017年の前半との情報がでてきています。
世界のトヨタが誇るフラッグシップモデルのフルモデルチェンジとのこともあり、最先端の技術が盛り込まれた新型車として期待が高まっているLEXUS LSの次期モデルについて現在判明している情報を紹介していきます。
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LEXUS LSとは

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レクサスとは1989年にアメリカにて展開が開始されたトヨタの高級車ブランドです。このレクサスブランドの最初の車が初代LSであり、日本ではトヨタブランドのセルシオとして販売されていました。
初代LS400には世界初の電子制御サスペンションや日本車初の自発光式メーターの採用など、その時代の最新装備が搭載されておりLSによってアメリカでのレクサスブランドが広く知れ渡る事となります。
その後、LS430、LS460とモデルチェンジを続けて2006年には日本でもレクサスブランドが展開され、遂に日本でもLS460が販売されることとなります。
2013年にはレクサスブランドのキーンルックであるスピンドルグリルにフェイスリフトをする大幅なモデルチェンジを行いましたが、このモデルチェンジ自体はフルモデルチェンジには近いが、パワートレインなどには変更があまり無いためマイナーチェンジに留まっています。
つまり、フルモデルチェンジは2006年から10年以上されていない事となり、4年から5年ほどでフルモデルチェンジされるクラウンの倍近くの年数フルモデルチェンジされていないこととなります。
これほどの年数をフルモデルチェンジしないということは、その期間に新たな技術や装備をこの新型LSのために開発をしテストを行い、また更に10年後のフルモデルチェンジまでレクサスブランドのフラッグシップモデルとして販売し続けられる車を造るため必要な時間なのかもしれません。
新型LS搭載されるであろう最新装備
先述の通り、レクサスLSはトヨタのフラッグシップモデルであり、その時代の最新装備が搭載されます。
そして現時点での最新装備となると今年の6月に保安基準の改定によって認可されるようになったサイドミラーレスです
国産車初のサイドミラーレス車

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今年の6月に改定された保安基準によって認可されたサイドミラーレス車ですが、現在アメリカでの公道走行車へのミラーレス搭載車は許可されおらず、テスラやBMWがコンセプトカーとしてサイドミラーレス車を発表していますが、市販車としては未だに発表はされていません。
その中でレクサスのフラッグシップモデルである新型LSには日本で認可されたサイドミラーレスが搭載されるとのことです。
サイドミラーレスのメリット
サイドミラーレスになると元々ミラーのあった場所に小さなカメラが設置されることとなります。これによって、ミラーの面積よりも小さな突起で済むため、空気抵抗が減少し燃費の向上になると言われています。
また、今までのサイドドアミラーでは必ず死角が存在しましたが、広角のカメラレンズを採用することにより今までのミラーよりも死角を最小限にすることができると言われています。
更に、バックで駐車する時は地面を映し出しり、車線変更時にウィンカーを出した際には車線変更する方向をより広角に映し出すなどの状況に応じた映像を映し出すことが可能になるようです。
サイドミラーレスのデメリット
万能に思えるサイドミラーレスですが、結局はサイドドアミラーの代わりにデジタルカメラレンズを取り付ける訳なので、カメラが故障した際には当然機能を果たさなくなってしまいます。
このような場合、どのような対策を取るのかは現状わかりませんが、トヨタが長年の歳月を掛けて開発する新型LSにはきっと万全な対策が取られていることでしょう。
また、現状の噂ではオプション設定によって通常のドアミラーを選択できるようになるかもしれないとのことです。
次期LSのエンジンはダウンサイジングターボになるか?
今までのLSは初代LS、2代目LSで4L自然吸気(NA)、3代目LSで4.3L自然吸気(NA)、4代目LSは4.6L自然吸気(NA)と5L自然吸気(NA)+ハイブリッドモーター搭載エンジンとNAエンジンで販売されてきましたが、2017年発表予定の新型LSでは初のダウンサイジングターボエンジンが搭載される予定です。
新型LSに搭載されるエンジン
現行のLS460の後継となるモデルには3.5L V型6気筒エンジンが搭載され、最高出力は300馬力以上になり現行LS600hの後継モデルには3.5L V型6気筒エンジンにモーターが搭載され、現行LS600hよりも更に燃費が向上されるであろうと予想されています。
遂にLS Fが登場か

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レクサスのスポーツモデルシリーズであるFシリーズに次期LSからFが登場される予定です。
現行でF SPORTSモデルはありましたが、Fシリーズとなるとチューニングが施されたエンジンが搭載され、より走りに重点を置いたカスタムが施される事となります。
このLS Fには5.0L V型8気筒ツインターボエンジンが搭載され、最高出力は600馬力以上になるようです。
このLS Fの登場によってメルセデス・ベンツのS63 AMGに真っ向勝負となりそうです。
新型LSにはFCVモデルも登場か

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2014年にトヨタが発表した燃料電池車 MIRAIと同じシステムを搭載したパワートレインを次期LSに設定するとの噂が出てきています。
FCVとはFuel Cell Vehicleの略であり、水素を燃料に発電を行いその電力を使いモーターで走るシステムです。
トヨタのMIRAIやホンダのCLARITY FUEL CELLなどFCVを搭載した車は販売台数こそは少ないですが、トヨタは今後の普及を狙ってフラッグシップモデルである次期LSにFCVを搭載してくる可能性は非常に高いと思われます。
既に次期LSのロードテストが行われている

海外では既に新型LSと思われるカモフラージュが施された車体が公道をテスト走行している写真が掲載されています。
ボディサイズやグリル形状からして新型LSには間違いないと思われますが、そのデザインや搭載機能についてはカモフラージュされているため詳細は不明です。
新型LSの情報については順次更新を行って行きます。
現状の新型LS情報で判明している情報を紹介していきましたが、正式発表は2017年の前半との予想のため今後更に新たな情報が出てくる事でしょう。
モーターハックでは次期LSについてこのページにて新たな情報が入り次第お伝えしていきます。