レクサスのグリルデザインのスピンドルグリルとは?

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2012年に発売されたGSシリーズに初めて採用されたスピンドルグリルはその後のレクサスのニューモデルに順次採用されて、今では全モデルに採用されています。
この記事ではスピンドルグリルの意味やその歴史についてご紹介していきます。

レクサスのデザインの歴史

レクサスブランドの登場

LEXUS 初代LS

LEXUS 初代LS

レクサスが誕生したのでは1989年のアメリカです。その頃の北米での高級車といえば、キャデラックやリンカーンなどの古くからブランドを築いてきたアメリカ製の車でした。
しかし、トヨタはそれらのアメリカ製高級車には足りないものがあるとの確信を持ち、それは壊れやすい事や満足のいかないアフターサービスであると考えました。
それまでの日本車といえば、安くて壊れない普通の大衆車でしたがトヨタは莫大な金額と時間を掛けて車両開発を行いレクサスブランド初の車種である初代LS(日本ではセルシオとして販売)を発売したのです。

このLSの登場によって、北米市場で高級車として認知されたレクサスブランドは2006年にLS460の登場と共に日本で展開され、日本でも着実に高級車ブランドとして地位を築いてきました。

この頃のレクサスのデザインは高級車でありながら、他メーカーのように威圧感のあるデザインではなくシンプルに見えて機能的なデザインでした。

レクサスデザインの転換期

レクサスは北米での登場以来、L-finesseという基本理念の基にデザインされてきました。
このL-finesseとは

エル-フィネスとはLeading-edge 先鋭と finesse 精妙を
二律双生*させることによる新たな価値への昇華。
*二律双生:
一見矛盾することがらを調和させて新たな価値を生み出すことを意味する造語。

http://www.lexus-int.com/jp/our-story/l-finesse/

とレクサスのWebサイトで説明がされています。
しかし、消費者からしたら分かりづらくこの頃のレクサスは共通のデザインはされておらず、車に詳しくない人からしたらエンブレムを見ないと高級車のレクサスであると分からないデザインでした。

一方、それ以前からBMWやアウディはフロントグリル形状を統一しており、BMWは「キドニーグリル」、Audiは「シングルフレームグリル」といった全車種共通のグリル形状を持っていました。

is-f

そしてレクサスの日本展開から1年後の2007年に発表されたIS-Fには現在のスピンドルグリルの元祖とも言えるフロントマスクが採用されています。

当時はまだスピンドルグリルという名称はついておらず、グリル自体も今ほど大きなものではありませんでした。
しかし、今となってはスピンドルグリルのラインが押し出されており、この時期から統一したグリルデザインを検討していたのではないかと思われます。

初のスピンドルグリルを採用したLEXUS GS

lexus gs

LEXUS GS

IS-Fの登場から6年後の2012年に登場したレクサス GSからスピンドルグリルが採用されました。
このGSの登場からスピンドルグリルという名称で呼ばれ、その後販売されるニューモデルに順次採用されていき現在では前モデルにこのスピンドルグリルが採用されています。

スピンドルグリルのデザインとは?

spindlegrille

このスピンドルグリルのデザインは糸を紡ぐ道具の紡錘であると言われていますが、トヨタが明言したわけではありません。
ではレクサスはなぜこのスピンドルグリルを全車種に採用するのか。
前項でも述べたように欧州メーカーのBMWやAudiが長年キドニーグリルやシングルフレームグリルを採用し、ブランドデザインを確立してきたという事実があるように、レクサスもスピンドルグリルというブランドデザインを確立したいという思いがあるでしょう。

レクサスはスピンドルグリルをいつまで続けるか

LEXUS LF-SA コンセプト

LEXUS LF-SA コンセプト

Audiのシングルフレームグリルは2005年から10年以上、BMWのキドニーグリルに至っては1933年から80年以上と同じデザインアイコンを使用してきているが、レクサスのスピンドルグリルは登場から5年も経っていない。
では、レクサスはこのスピンドルグリルをBMWのように今後継続して採用するのか、それとも更に形を変えていくのか気になるところではある。

SankeiBizに掲載された2013年の記事によると

 幅広い選択肢の中からデザイン改革を推し進めるトヨタ自動車。高級車ブランド「レクサス」シリーズの次期モデルは「スピンドルグリル」(フロント部分に2つの台形を組み合わせた形)に固執しない開発を進めているという。

http://www.sankeibiz.jp/gallery/news/130223/gll1302231347000-n1.htm

というトヨタへの取材内容が掲載されている。

この記事を読むとレクサスはスピンドルグリルを続ける気はないのではないかと思うかもしれないが、上記写真の2015年に発表されたLF-SAコンセプトではしっかりとスピンドルグリルが採用されている。

実際、初めてスピンドルグリルが採用されたGSでは上下に分割されたグリルだったが、その後登場した現行GSでは大きく一体になったスピンドルグリルとなっている。

つまり、レクサスはスピンドルグリルに固執はしないと発言しているが、スピンドルグリル自体は今後更に進化していくということなのかもしれない。

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