HONDAの現行フィットは2017年4月にマイナーチェンジする事が決まりました。
今まで何度か改良を行なってきた現行フィットですが、今回は初のモデルチェンジとなります。
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フィットとは?

2001年6月にロゴの後継者として登場したフィットは、HONDAの乗用車の中では最も小型で、同クラスの車種に比べ走行性能と低燃費が優れていて、さらに広い車内空間が人気となり2002年には33年間トップだったトヨタのカローラを上回りトップになりました。
初代フィット 2001 – 2007年
初代フィットの受注目標台数は8000台でしたが、発表1ヶ月で大きく上回る48000台を記録、発売年の10月にはグッドデザイン賞を受賞、さらに同年11月には2001-2002年のカーオブザイヤーを受賞し、2007年に世界販売台数は200万台を突破しました。
2代目フィット 2007 – 2013年
初代モデルと同じく、グッドデザイン賞とカーオブザイヤーに選ばれています。
さらに2007年度の同録乗用車販売台数で1位を獲得、2008年には登録者販売台数で1位を獲得しています。
3代目フィット 2013年 – 現在
- 2014年10月にガソリン車全車に「あんしんパッケージ」を標準化装備
- 2015年9月にボディーカラーの追加、フルホイールキャップをシャープなデザインに変更
発売以来、リコールが相次ぐ3代目ですが2014年10月で5度目のリコールの発表となってしまいましたが、何度かの改良は今までありましたが、今回は初のマイナーチェンジとなります。
マイナーチェンジにおいて今までのリコールの影響は?
現行のフィットは3代目となる訳ですが、2013年9月に発売されて以来、HONDAの人気車種として販売を続けてきました。
2016年4月4日に「フィット」「ヴェゼル」の2車種を対象としたリコール(無償修理)を国土交通省に届け出ました。
対象車は2013年8月2日から2016年2月13日に製造された約16万5千台です。そしてリコールに至った理由ですが、アイドリングストップの不具合に加え、火災事故が発生したなどの理由です。(不具合59件、火災事故が2件)それ以前も2010年〜2015年で5回もの不具合が発覚し、リコールを行なっています。
今回は燃費向上と安全面の強化からして、リコールを絶対に出さないマイナーチェンジ、それは革命的なシステムを今回導入しない事からもメーカーの意志が伝わってきます。
マイナーチェンジで新型のエンジンを搭載?さらに低燃費へ?
今回のマイナーチェンジで1.0L3気筒直噴ガソリンターボエンジンに変更される可能性が高いと言われています。
最大出力127ps最大トルク20.4kgmとかなり走行性能に優れているエンジンです。さらにJC08モードでは燃費が約30km/Lと予想されており、ハイブリッド車においてはJC08モードの燃費は37km/Lへ引き上げられるとの事です。
あんしんパッケージから「Honda SENSING(ホンダ センシング)」へと変更?
ホンダセンシングとは事故を回避することで人を守るという概念から生み出された技術ですが、マイナーチェンジにおいてホンダセンシングの導入になる可能性が高いと言われています。
ホンダセンシングのシステム一覧
- 衝突軽減ブレーキシステム
- 路外逸脱抑制システム
- 車線維持支援システム
- 渋滞追従システム
- 標識認識システム
- 誤発進抑制システム
- 先行車発進お知らせシステム
あんしんパッケージよりも安全面が大きく進化し、新たなシステムも追加されます。
デザイン面はどう変わるのか?
LEDヘッドライトに変更される他、外装パネルやフロントバンパーやラジエーターグリルも変更されると予想されており、内装もシートのファブリック素材の変更を行い高級感が増し新色も追加されるとのことです。
今後も随時更新!
新エンジンなどの大きな変更点などがある中、一番大きな変更点はあんしんパッケージからホンダセンシングの安全面の大幅強化でしょうか。またガソリン車・ハイブリッド車の燃費向上やデザイン、内装の追加や変更などにも大きく期待ですね。
そして車の不具合、リコールの意識はメーカー側も購入者側も考えていると思います。やはり火災事故などになれば大問題ですが、リコールの原因となった内容は以前に見直され、大きな変更はないので再びリコールになる可能性は低いと言えます。
現段階では情報が少ないので、情報が更新され次第、またお知らせしたいと思います。