MotorHack[モーターハック]|走る楽しさを加速させる

MotorHackは車やバイクに乗りたくなってしまう情報を集めたモーターウェブマガジンです。

ヤマハ「VMAX」を生産終了へ

ヤマハ発動機は同社のフラッグシップモデルと言われており、1985年からのロングセラーモデルである「VMAX」の2017年8月での生産終了を決定したと発表しました。最後に生産終了までの期間の販売可能台数は限定120台としており、限定数に達した場合は早期に受注を終了したり限定数より少なくなる可能性なども告知しています。1985年から生産されている初代モデルと2008年から生産されている2代目モデルに大きく分かれており、どちらも人気を博したモデルですので生産終了のアナウンスは大きな衝撃を与えると言えますね。

初代VMAXってどんなバイク?

vmax

初代VMAXは1985年に生産を開始し、当初は日本国内で販売を行わず輸出専用モデルとして発売されました。特徴としてはネイキッドともアメリカンともとれない独特のライディングポジションであることと、そこに水冷V型4気筒1200ccエンジンを搭載しさらにVMAX独特の機構である「Vブーストシステム」と呼ばれる回転数に応じて可変するバルブによってツインキャブレター状態とすることで最大145psという驚異のパワーとVブーストシステムによる回転数を上げるにあたって得られる加速感が多くのファンを魅了しました。

もともと輸出専用モデルであったものの、当時のバブル景気によって多くの輸出モデルが日本へと逆輸入されたとみられています。その後1990年には日本国内で販売が開始されるも馬力規制の関係で98psとなることや馬力を抑えるためにVブーストシステムは搭載されませんでした。これにユーザーはカスタムによってVブースト化を行なったり、馬力規制のあおりをうけずVブーストを初めから搭載する逆輸入車の販売も引き続き好評だったとのことです。その後2000年には排ガス規制のあおりを受けて生産終了を余儀なくされました。このあとご紹介する2代目VMAXはフューエルインジェクションへと方式を変えるため、キャブレターでのVブーストシステムはこの初代のみだということで現在でもファンの多いバイクとなっています。

2008年大きく新しくなった2代目VMAX

vmax_2016

2008年には2代目となるVMAXが発売されました。これは初代とはまったく違う新設計のフレームやエンジンにより高剛性化を図ったフレームとエンジンシリンダー数は同じだが設計は新しく初代より大きな排気量を持つV型4気筒1700ccエンジンを搭載し、さらにはVブーストシステムは搭載されないものの回転数により吸気のインテークを変化させるYCC-Iと呼ばれる機構を搭載することで、Vブーストとはまた違う全域での出力の強化に繋がったと言えるでしょう。

スペックとしては国内仕様で初代のフルパワーを軽く超える151psを発生させ、さらに輸出モデルに至ってはさらにパワーのある200psという驚異のスペックを発揮しています。また新車価格237万円という高額な価格もプレミアム感を演出しヤマハのフラッグシップモデルとして長らく君臨し続けていました。

最後に

現行モデルのVMAXは確かに初代の衝撃とはまた違うコンセプトになったなんて声も聞くことはありますが、ヤマハのフラッグシップモデルとして長い期間人気のあったモデルのため生産終了には衝撃が走ります。特に次期モデルについてのアナウンスや噂も出ていないことからVMAXを狙っている方はこの機会に最後の2代目を購入するチャンスではないでしょうか?

Return Top