MotorHack[モーターハック]

走る楽しさを加速化せるモーターウェブマガジン

古くて新しい。ネオレトロバイクとは?

今年に入り完全に流行となったネオレトロ。メーカー側も次々と新モデルを発表し選択肢の幅も広がりました。

そもそもオールドルックのバイクは流行り廃りのない、一定の人気を常に持っているものですが、今回のネオレトロ・ネオクラシックは完全に昔のスタイルを再現したというよりは、最新技術を駆使したスポーツモデルとの融合を果たしています。見た目もマッスルなものが多いようですね。

そんなまさしく「温故知新」を体現するネオレトロについて調べてみました。



ヤマハ XSR900

xsr900

もともと欧州でカスタムとして人気だったネオレトロ。国内筆頭はヤマハのXSR900で間違いないでしょう。

ヤマハはSR400という超ロングランモデルを抱えていますが、SRの方は設計自体もレトロに振ってあります。

今回のXSR900のベースモデルは近年ヒットしたばかりのMT-09。3気筒エンジンを積んだ随分過激な乗り味で評判を呼びました。元々派生モデルを生み出す前提で発表されたモデルのため、その兄弟車としての位置づけになります。

同じような派生モデルにMT-07とXSR700の関係がありますが、こちらは組み立てが欧州になるため国内では販売されない模様。

xs700
yamaha-motor.eu

MT-09よりもマイルドな味付けとなりましたが、最高出力は110ps/9000rpmとなっており、大型バイクらしい走りはそのままでより扱いやすいモデルとして生まれ変わりました。

「デザインのヤマハ」らしく手作業でないと不可能なヘアライン仕上げを各所に施すなど、見た目のクオリティも素晴らしいですね。

トライアンフ ボンネビルT120

ボンネビルT120

トライアンフは伝統を守り見た目もレトロ調を貫いていますが、このボンネビルシリーズはそのレトロな外観とは裏腹に、最新技術を投入し乗りやすく綺麗に回るエンジンに仕上げてあります。

よく比較対象となるカワサキのW800とは随分と乗り味が違い、長距離でも疲れにくく扱いやすいバイクです。

欧州の規制に合わせ前モデルのボンネビルT100の空冷バーチカルエンジンから一転、水冷式になり、それに合わせてエンジンだけでなく外装を始めとした各部が一新されています。

ドゥカティ スクランブラー

スクランブラー

1950-60年代前半、アメリカでは荒野を駆けるスクランブルレースが流行しており、まだオフロードに特化したバイクがなかったその頃、オンロード用バイクをタイヤやハンドルを変更しレースに使用していました。

ドゥカティ

オフロード用のバイクが70年代から出始め、モトクロス文化が台頭し「スクランブラー」というジャンル自体が終焉を迎えましたが、ドゥカティはその頃のバイクを現代に蘇らせたわけです。まさに温故知新。

ドゥカティといえばイタリアのバイクメーカーですが、スクランブラーはアメリカから流行したもののため、そのスタイルもアメリカンカルチャー。

手軽にゆるく乗る事もできそうですね。

BMW   R NINE T

r9t
r9t.jp

BMWといえば、数々のアドベンチャーモデルを始めとした質実剛健のドイツ車らしいしっかりとしたバイクを生産しているイメージ。

そのBMWが伝統のボクサーエンジンはそのままに、誰もが乗りやすいカジュアルさを備えたネオレトロとして新しいバイクを生み出しています。

空油冷式1169ccの大排気量エンジンながらコンパクトに車体をまとめ、女性ライダーからカスタムビルダーまで幅広いユーザーをターゲットとしているだけでなく、ドライブシャフトを採用するなど今までにない方式のバイクコンセプトを打ち出しました。

ネオレトロバイクは最新の装備をしながら、バイクらしい見た目だけでなく誰もが素直にかっこいいと思えるような新しいスタイルを確立しつつあります。

近未来的でいかにも走りそうなスーパースポーツではなく、身近に置いておきたくなるような、そんな素敵なバイクを各社とも目指しているように感じました。

女性ライダーやバイクビギナーでも扱えること、カスタムベース車両になるようなシンプルさを持っていること、それでいてノーマルの状態で乗っていてもどこか新しさを感じること。

そのあたりが最近のネオレトロのキーワードになっているようです。

これからのバイクメーカーの動きに目が離せないですね。

 

(最終更新:2016年11月19日)
Return Top