ドゥカティは11月7日に開催されたドゥカティ・ワールド・プレミア2017にて、現行モデルの中で最高のパフォーマンスを誇るフラッグシップモデル 1299 スーパーレッジェーラを発表しました。
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1299スーパーレジェーラのスペック
215馬力の軽量化エンジン
1299 スーパーレジェーラにはEuro4規制をクリアした215馬力を出力するデスモドロミックエンジンが搭載される。
これまでのドゥカティ市販ツインエンジンの中でも最強とドゥカティが謳っているように、1285ccの排気量で現行1299標準エンジンよりも2.1kg軽量化されたエンジンはこのバイクのパワーウェイトレシオの向上にも貢献している。
乾燥重量156kgを実現したカーボンファイバーパーツ
このバイクの最も特徴的なのがあらゆるパーツにカーボンファイバーを使用していることでしょう。バイクの骨格であるフレームからバネ下重量を軽減するホイール、さらにはスイングアームまでもがカーボン製となっており、乾燥重量156kgを実現している。
また、通常のバイクではステンレス素材などが使用されるボルト類に至っても1299 スーパーレジェーラではチタンやアルミニウムの軽量素材を採用している徹底ぶりだ。
脅威のパワーウェイトレシオ0.77
パワーウェイトレシオとは1馬力当たりの重量を表す指標であり、この数値が低いほど加速性能が高い事を示すものです。
1299スーパーレジェーラのパワーウェイトレシオは0.77となっており、これは1馬力当たり770gを加速させれば良いという事になるため脅威の加速力が得られるでしょう。
参考として、1299 パニガーレSでパワーウェイトレシオは1.01となっているので、このスーパーレジェーラの性能の高さが他を圧倒していることがわかっていただけることでしょう。
スーパーレジェーラの意味とは?
ここまでスペックを紹介し、とても軽量でハイパワーなバイクであることはお分かり頂けたと思いますが、そもそもこの1299スーパーレジェーラの意味を知らない方もいるかと思われます。
スーパーレジェーラとはイタリア語で超軽量の意味です。イタリア語ということもあって、ランボルギーニでもガヤルド スーパーレジェーラという車名のモデルが販売されていました。
価格は日本円で約835万円
この1299スーパーレジェーラは日本円にすると約835万円であることが発表されています。そして、台数は全世界限定500台となっているため、これを購入できる方はごく一部のドゥカティストとなってしまうことでしょう。
2013年に発表された1199 スーパーレジェーラは同じく500台限定で670万円で販売されていましたが、完売となっているため今回の1299スーパーレジェーラも完売することが予想されます。
1199スーパーレジェーラは日本には35台しか入ってきていないということもあり、今回の1299スーパーレジェーラも同じ数ほどしか輸入されないでしょうから、1299スーパーレジェーラが街中を走っている姿を見ることができたらそのエキゾーストサウンドに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。